問5 2022年9月実技生保顧客資産相談業務
問5 問題文
Mさんは、Aさんが提案を受けた終身医療保険の保障内容について説明した。Mさんが説明した次の記述(1)〜(3)について、適切なものには○印を、不適切なものには×印を解答用紙に記入しなさい。
(1)「Aさんが生まれて初めてがん(悪性新生物)に罹患したと医師によって診断確定され、10日間入院(手術なし)した場合、提案を受けた終身医療保険から支払われる給付金および一時金の合計額は110万円です」
(2)「先進医療の治療を受けた場合、診察料や投薬料等に係る費用は公的医療保険の対象となりますが、技術料に係る費用は全額自己負担となりますので、先進医療特約の付加をお勧めします」
(3)「提案を受けた終身医療保険の保険料払込期間を有期払込にすることで、毎月の保険料負担は減少し、保険料の払込総額も少なくなります。保険料負担を軽減するために有期払込を選択することをお勧めします」
問5 解答・解説
生命保険の保障内容に関する問題です。
(1)は、×。ガンで入院・手術した場合、設例の終身保険により、入院給付金・入院一時金・三大疾病一時金が支払われますので、
終身保険の給付金・一時金合計=1万円×10日間+10万円+100万円=120万円
(2)は、○。先進医療は、最新の先進技術として治療効果が高いものの、公的医療保険の適用外で、通常の治療と共通する診察料、投薬料などの基礎的部分は公的医療保険が適用されますが、基礎的部分以外は技術料が全額自己負担となります。
(3)は、×。終身保険のうち、終身払いは一生保険料を支払い、有期払いは一定期間保険料支払い後には保険料負担なく保障が一生涯続きます。他の条件が同一の場合、毎回の保険料が高いのは有期払いです。
(終身払いのほうが高かったら、保障が同じなのに保険料が高くて一生支払うわけですから、わざわざ終身払いにする人はいなくなってしまいますよね。)
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