問36 2022年9月学科
問36 問題文択一問題
法人税の仕組みに関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
1.法人税の納税地は、原則として、その法人の代表者の住所または居所の所在地である。
2.法人税の各事業年度の所得の金額は、その事業年度の益金の額からその事業年度の損金の額を控除した金額である。
3.期末資本金の額等が1億円以下の一定の中小法人に対する法人税の税率は、所得金額のうち年1,000万円以下の部分について軽減税率が適用される。
4.法人税の確定申告書は、原則として、各事業年度終了の日の翌日から1ヵ月以内に、納税地の所轄税務署長に提出しなければならない。
問36 解答・解説
法人税の仕組みに関する問題です。
1.は、不適切。法人の納税地は、法人の本店または主たる事務所の所在地とされており、代表者の住所地が別にあったとしても、納税地として選択することはできません。
2.は、適切。法人税の対象となる各事業年度の所得額は、その事業年度の益金の額から損金の額を控除して計算します。
基本的な仕組みは個人の所得税と一緒で、益金(収入)−損金(支出)=所得、となるわけですね。
3.は、不適切。法人税は比例税率で原則23.2%、資本金1億円以下の中小法人の場合は所得金額800万円まで15%です。
4.は、不適切。法人税の申告・納付期限は、各事業年度終了日の翌日から2ヵ月以内で、納税地の所轄税務署長に申告・納付します。
よって正解は、2.
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