問27 2022年9月学科
問27 問題文択一問題
先物取引やオプション取引に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
1.現在保有している現物資産が将来値下がりすることに備えるため、先物を売り建てた。
2.将来保有しようとする現物資産が将来値上がりすることに備えるため、先物を買い建てた。
3.現在保有している現物資産が将来値下がりすることに備えるため、プット・オプションを売った。
4.将来保有しようとする現物資産が将来値上がりすることに備えるため、コール・オプションを買った。
問27 解答・解説
デリバティブ取引に関する問題です。
1.は、適切。先物取引は、未来の売買についてある価格での取引を保証するものですので、今後の先物価格の上昇が予測される場合には先物の買建てが有効(将来200円で売れるだろうものを今100円で買っておく)であり、逆に下落が予測される場合には売建てが有効です(将来100円で買えるだろうものを今200円で売っておく)。
2.は、適切。先物取引は、未来の売買についてある価格での取引を保証するものですので、今後の先物価格の上昇が予測される場合には先物の買建てが有効(将来200円で売れるだろうものを今100円で買っておく)であり、逆に下落が予測される場合には売建てが有効です(将来100円で買えるだろうものを今200円で売っておく)。
3.は、不適切。オプション取引で、原資産を将来のある期日・期間内に特定の価格(権利行使価格)で”買う権利“をコールオプションといい、”売る権利“をプットオプションといいます。プット・オプションの買いは、原資産価格が下落すると利益が出ることになり、プット・オプションの売りは、原資産価格が下落すると損失が出ることになりますので、現物資産が将来値下がりすることに備えるには、プット・オプションの買いが必要です。
4.は、適切。オプション取引で、原資産を将来のある期日・期間内に特定の価格(権利行使価格)で”買う権利“をコールオプションといい、”売る権利“をプットオプションといいます。コール・オプションの買いは、原資産価格が上昇すると利益が出ることになり、コール・オプションの売りは、原資産価格が上昇すると損失が出ることになりますので、現物資産が将来値上がりすることに備える(利益を得る機会を逃さないようにする)には、コール・オプションの買いが必要です。
よって正解は、3.
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