問6 2022年5月実技資産設計提案業務

問6 問題文と解答・解説

問6 問題文

大下さんは、少額の資金で多額の取引ができるデリバティブ取引に興味を持ち、FPの有馬さんに株価指数先物取引の仕組みについて質問 を した。FPの有馬さんが下記 <取引例に基づいて説明した内容の空欄(ア)〜(エ)にあてはまる 数値または 語句の組み合わせとして、最も適切なものはどれか。なお、手数料や税金等については考慮しないものとする。

<取引例>
銘柄:日経225先物 2022年3月限 取引単位1,000倍


FPの有馬さんの説明
<取引例>の場合、資金決済は決済取引時に( ア )円の( イ )となります。このように、株価指数先物取引では、新規取引と決済取引のそれぞれで多額の資金決済を必要とせず、決済取引時に差金決済できることから、少額の資金で多額の取引ができる( ウ )効果があるといえます。なお、新規取引から決済取引までの間は、担保金として( エ )を差し入れる必要があります。

1.(ア)1,000,000 (イ)支払い (ウ)バイアス (エ)供託金

2.(ア)1,000,000 (イ)受取り (ウ)レバレッジ (エ)証拠金

3.(ア)1,000 (イ)支払い (ウ)バイアス (エ)供託金

4.(ア)1,000 (イ)受取り (ウ)レバレッジ (エ)証拠金

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問6 解答・解説

デリバティブ取引に関する問題です。

先物取引は、未来の売買について、ある価格での取引を保証するもので、取引所取引で行われ、商品を受渡しせずに差金決済することから、証拠金を預けることで証拠金の何倍もの多額の取引が可能です(レバレッジ効果)。

本問の取引例の場合、取引単価31,000円×2枚を買って、31,500円×2枚を転売していますが、取引単位1,000倍とは取引対象の価格の1,000倍が最低取引単位(1枚)です。
よって、31,500円×2枚×1,000倍−31,000円×2枚×1,000倍=差益100万円の受取り となります。

従って正解は、2.(ア)1,000,000 (イ)受取り (ウ)レバレッジ (エ)証拠金

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