第5問 2022年5月実技生保顧客資産相談業務
第5問 設例
個人で不動産賃貸業を営んでいるAさん(75歳)は、妻Bさん(72歳)および長女Cさん(45歳)と3人でX市内の自宅で暮らしている。Aさんの推定相続人は、妻Bさん、長女Cさんおよび二女Dさん(41歳)の3人である。
長女Cさんは、X市内の地元企業に勤務している。一方、二女Dさんは他県にある上場企業に勤務しており、X市に戻る意思はない。
Aさんは、自身の相続に関し、不動産賃貸業を手伝ってくれている長女Cさんに賃貸ビルを相続させたいと考えている。しかし、二女Dさんは長女Cさんと折り合いが悪く、Aさんは、遺産分割について長女Cさんと二女Dさんがもめてしまうのではないかと心配している。
第5問 資料
<Aさんの推定相続人>
妻Bさん : Aさんと自宅で同居している。
長女Cさん : 会社員。Aさん夫妻と同居している。
二女Dさん : 会社員。夫と2人で戸建て住宅(持家)に住んでいる。
<Aさんの主な所有財産(相続税評価額、下記の生命保険を除く)>
現預金 : 7,000万円
自宅(敷地400u) : 7,000万円(注)
自宅(建物) : 2,000万円
賃貸ビル(敷地400u) : 7,000万円(注)
賃貸ビル(建物) : 5,000万円
(注)「小規模宅地等についての相続税の課税価格の計算の特例」適用前の金額
<Aさんが加入している一時払終身保険の内容>
契約者(=保険料負担者)・被保険者 : Aさん
死亡保険金受取人 : 妻Bさん
死亡保険金額 : 2,000万円
※上記以外の条件は考慮せず、各問に従うこと。
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