問8 2022年5月実技生保顧客資産相談業務

問8 問題文と解答・解説

問8 問題文

《設例》の生命保険を現時点で解約した場合のX社の経理処理(仕訳)について、下記の<条件>を基に、空欄(1)〜(4)に入る最も適切な語句または数値を、下記の〈語句群〉のなかから選び、その記号を解答用紙に記入しなさい。

<条件>
・X社が解約時までに支払った保険料の総額は3,000万円である。
・解約返戻金の金額は2,700万円である。
・配当等、上記以外の条件は考慮しないものとする。

<解約返戻金受取時のX社の経理処理(仕訳)>


〈語句群〉
イ.150 ロ.300 ハ.1,200 ニ.1,350 ホ.1,500 ヘ.1,650
ト.2,700 チ.3,000 リ.雑収入 ヌ.雑損失 ル.保険料積立金

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問8 解答・解説

長期平準定期保険の経理処理に関する問題です。

設例の5年ごと利差配当付定期保険は、Aさんが40歳(2007年)時に契約して95歳時に保険期間が満了するものですので、長期平準定期保険に該当(加入時の年齢40+保険期間55年×2>105)します。
長期平準定期保険とは、保険期間満了時に70歳を超え、かつ加入時の年齢に保険期間の2倍の数を加えると105を超える定期保険のこと。
長期平準定期保険では、前半6割期間での保険料支払い時は、保険料の2分の1を定期保険料として損金算入し、2分の1を前払保険料として資産計上ですが、解約した場合には、資産計上していた前払保険料を取り崩し、受け取った解約返戻金相当額と資産計上している前払保険料との差額は、雑収入(または雑損失)として計上します。

まず、保険金は通常銀行振込(預金)で支払われますから、本問の解約返戻金2,700万円は、現金・預金の入金として記帳されます。
また、55歳の解約時までの払込済保険料3,000万円(200万円×15年)ですから、前払保険料としての資産計上額は半額の1,500万円(73歳前後までは前半6割期間)。
よって資産計上額1,500万円<解約返戻金2,700万円ですので、差額1,200万円を雑収入として益金算入します。

以上により正解は、(1)ト.2,700 (2)ホ.1,500 (3)リ.雑収入 (4)ハ.1,200

問7             問9

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