問17 2022年5月学科
問17 問題文択一問題
傷害保険等の一般的な商品性に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。なお、特約については考慮しないものとする。
1.交通事故傷害保険では、交通乗用具に搭乗中の交通事故や交通乗用具の火災事故によるケガは補償の対象となるが、交通乗用具にエレベーターは含まれない。
2.普通傷害保険では、自転車で転倒して負ったケガが原因で罹患した破傷風は補償の対象となる。
3.海外旅行(傷害)保険では、海外旅行中に罹患したウイルス性食中毒は補償の対象となる。
4.所得補償保険では、日本国内外において、保険会社が定める病気やケガによって就業不能となった場合、補償の対象となる。
問17 解答・解説
損害保険による個人のリスク管理に関する問題です。
1.は、不適切。交通事故傷害保険は、電車・飛行機・自動車などさまざまな乗り物に搭乗中の事故による傷害を補償する保険で、「乗り物」にはエレベーターやエスカレーター等も含みます。
2.は、適切。普通傷害保険は、国内外を問わず、旅行中を含めた日常生活での怪我などを補償する保険ですが、急激かつ偶然な外来の事故による傷害が補償対象です。
このため、自転車の転倒で生じたケガで破傷風にかかった場合も、急激・偶然な外来の事故として補償対象です。
3.は、適切。海外旅行傷害保険では、国外での地震・噴火・津波による傷害と、細菌・ウィルス性食中毒も特約なしで補償されます。
4.は、適切。就業不能保険や所得補償保険は、病気やケガで就業不能となった場合、保険金として設定した一定金額を月額で受け取れる保険です。
よって正解は、1.
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