問22 2021年9月学科
問22 問題文択一問題
銀行等の金融機関で取り扱う預貯金の一般的な商品性に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
1.ゆうちょ銀行の預入限度額は、通常貯金と定期性貯金(財形貯金各種を除く)のそれぞれについて1,300万円となっている。
2.大口定期預金は、1,000万円以上の金額を預け入れることができる固定金利型の預金である。
3.決済用預金は、「無利息」「要求払い」「決済サービスを提供できること」という3つの条件を満たした預金であり、法人も個人も預け入れることができる。
4.オプション取引などのデリバティブを組み込んだ期間延長特約付きの仕組預金は、預金者が預入日以降に満期日を延長することができる権利を有している預金である。
問22 解答・解説
預貯金に関する問題です。
1.は、適切。ゆうちょ銀行の貯金には、貯金者1人当たりの預入限度額があり、通常貯金1,300万円、定期性貯金1300万円までです(振替貯金や財形定額貯金等を除く)。
2.は、適切。大口定期預金は、通常預入金額1,000万円以上から利用できる、預入期間1ヶ月以上から指定可能な固定金利商品です。
3.は、適切。決済用預金の3条件は、無利息・要求払い・決済サービスの提供で、法人向けだけでなく、個人でも利用可能です。
4.は、不適切。仕組預金は、通常の預金よりも高金利なものの、預入期間の短縮・延長の決定権を銀行がもっている金融商品で、原則として、中途解約できず、満期日も預金者の判断では短縮・延長できません(やむを得ないものとして銀行が中途解約に応じた場合、元本割れする可能性がある)。
よって正解は、4.
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