問10 2021年1月実技個人資産相談業務

問10 問題文と解答・解説

問10 問題文

甲土地上に耐火建築物を建築する場合における次の(1)、(2)を求め、解答用紙に記入しなさい(計算過程の記載は不要)。

(1)建蔽率の上限となる建築面積

(2)容積率の上限となる延べ面積

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問10 解答・解説

建築面積と延べ面積の上限に関する問題です。

建築面積の上限=土地面積×その土地の建ぺい率 ですが、防火地域・準防火地域で耐火建築物を建築する場合、10%の建ぺい率緩和を受けることができます。
(以前は緩和対象は防火地域のみでしたが、法改正により2019年6月より、準防火地域に耐火建築物を建築する場合でも10%の建ぺい率緩和の対象となりました。)

よって(1)甲土地の建築面積の上限は、
300u×(60%+10%)=210u

次に、延べ面積の上限=土地面積×その土地の容積率 ですが、容積率は、前面道路の幅が12m未満の場合に、用途地域によって制限されます。
住居系用途地域の場合……前面道路幅×4/10
その他の用途地域の場合…前面道路幅×6/10
この計算式結果と指定容積率を比べて、小さいほうが容積率の上限です。

よって甲土地(準住居地域)の容積率は、前面道路が8mですので、
8m×4/10=320% > 指定容積率200%。よって容積率は200%。

よって(2)延べ面積の上限は、
300u×200%=600u

以上により正解は、(1)210(u) (2)600(u)

第4問             問11

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