問5 2021年1月実技中小事業主資産相談業務

問5 問題文と解答・解説

問5 問題文

Mさんは、Aさんに対して、国内の上場投資信託(以下、「ETF」という)の一般的な特徴について説明した。Mさんが説明した次の記述(1)〜(3)について、適切なものには○印を、不適切なものには×印を解答用紙に記入しなさい。

(1)「 ETFの売買における受渡決済は、上場株式の普通取引と同様に、原則として売買成立日(約定日)から起算して4営業日目に行われます」

(2)「 ETFは、売買の際に、上場株式と同様に売買委託手数料が発生しますが、非上場の投資信託と異なり、運用管理費用(信託報酬)や信託財産留保額は発生しません」

(3)「 ダブルインバース型ETFは、原指標の日々の変動率に一定の負の倍数を乗じて算出される指標に連動する運用成果を目指して運用されるタイプで、その変動率は原指標の変動率よりも大きくなります」

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問5 解答・解説

ETF(上場投資信託)に関する問題です。

(1)は、×。株式取引において、約定日から実際の決済日までの期間は、約定日から起算して3営業日です(約定日から2営業日後に決済)。ETFは通常の株式で同様に取引されるため、受渡日(決済日)も同様です。
なお、以前は約定日(売買成立日)から起算して4営業日が受渡日(決済日)でしたが、2019年7月16日より、約定日から起算して3営業日に短縮されました(約定日から2営業日後に決済)。

(2)は、×。上場投資信託(ETF)は、証券取引所に上場された投資信託で、通常の株式と同様に、全国の証券会社を通じて市場価格で購入・売却できますが、売買時の委託手数料が発生し、他の非上場の投信同様に運用管理費用(信託報酬)がかかります。ただし、ETFの売買は運用会社による株式の売買に直接影響せず、受益証券を投資家間で売買する形式であるため、信託財産留保額はかかりません

(3)は、○。ダブルインバース指数は、原指標の日々の変動率の−2倍(マイナス2倍)として算出される指数ですので、原指標が上昇するときはその2倍の値幅で下落(損失)し、原指標が下落するときは2倍の値幅で上昇(利益)するといったように、変動率は原指標の変動率よりも大きくなり、信用取引のレバレッジ2倍売りと同じような取引となります。

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