問22 2021年1月学科
問22 問題文択一問題
銀行等の金融機関で取り扱う預金の一般的な商品性に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
1.期日指定定期預金は、据置期間経過後から最長預入期日までの間で、預金者が指定した日を満期日とすることができる。
2.スーパー定期預金は、預入期間が3年以上の場合、単利型と半年複利型があるが、半年複利型を利用することができるのは法人に限られる。
3.貯蓄預金は、クレジットカード利用代金などの自動振替口座や、給与や年金などの自動受取口座として利用することができない。
4.デリバティブを組み込んだ仕組預金には、金融機関の判断によって満期日が繰り上がる商品がある。
問22 解答・解説
預貯金に関する問題です。
1.は、適切。期日指定定期預金は、据置期間である1年経過後から、最長預入期日までの任意の日を満期日として指定できます。
2.は、不適切。スーパー定期預金は、預入時の金利が満期日まで適用される固定金利商品で、預入期間1ヶ月以上3年未満の場合は単利型、預入期間3年以上の場合は単利型と半年複利型を選択できます。
半年複利型は個人のみ利用可能で、法人が利用できるのは、預入期間にかかわらず単利型のみです。
3.は、適切。貯蓄預金は、普通預金同様いつでも入出金可能で、基準残高額以上なら金利が優遇されます。
ただし、給与や年金等の受取口座や、公共料金やクレジット利用代金等の支払口座に指定できません。
4.は、適切。仕組預金は、通常の預金よりも高金利なものの、預入期間の短縮・延長の決定権を銀行がもっている金融商品で、原則として、中途解約できず、満期日も預金者の判断では短縮・延長できません(やむを得ないものとして銀行が中途解約に応じた場合、元本割れする可能性がある)。
よって正解は、2.
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