問2 2020年9月学科
問2 問題文択一問題
ライフプランの作成の際に活用される下記<資料>の各種係数に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
<資料>年率2%・期間5年の各種係数
終価係数 :1.1041
現価係数 :0.9057
年金終価係数:5.2040
減債基金係数:0.1922
年金現価係数:4.7135
資本回収係数:0.2122
1.現在保有する100万円を5年間、年率2%で複利運用した場合の元利合計額は、「100万円×1.1041」で求められる。
2.年率2%で複利運用しながら5年後に100万円を得るために必要な毎年の積立額は、「100万円×0.1922」で求められる。
3.年率2%で複利運用しながら5年間、毎年100万円を受け取るために必要な元本は、「100万円×5.2040」で求められる。
4.年率2%で複利運用しながら5年後に100万円を得るために必要な元本は、「100万円×0.9057」で求められる。
問2 解答・解説
各種係数に関する問題です。
1.は、適切。100万円を年利2%で5年間複利運用した場合、5年後に元利合計いくらか?ということですから、これを計算式に表すと、
元金×終価係数=将来の資金(運用結果)
※終価係数は、元本を一定利率で一定期間複利運用した場合の、将来の運用結果を計算するときに使います。
よって、5年後の運用結果=100万円×1.1041 です。
2.は、適切。5年間年利2%で複利運用しながら、目標額100万円を積み立てる場合に、必要な毎年の積立額はいくらか?ということですから、これを計算式に表すと、
目標額×減債基金係数=毎年の積立額
※減債基金係数は、一定期間一定利率で複利運用しながら目標額を積み立てる場合、毎年いくら積み立てるかを計算するときに使います。
よって、毎年の積立額=100万円×0.1922 です。
3.は、不適切。年利2%で複利運用しながら、5年間毎年100万円を取り崩すために、今いくら必要か?ということですから、これを計算式に表すと、
毎年受け取る年金額(取り崩す額)×年金現価係数=元金
※年金現価係数は、元本を一定利率で複利運用しながら毎年一定額を取り崩す場合、現在の元本がいくら必要かを計算するときに使います。
よって、現在の元本=100万円×4.7135 です。
なお、年金終価係数は、一定期間一定の利率で毎年一定額を積み立てて複利運用したとき、将来いくらになるかを計算するときに使います。
毎年の積立額×年金終価係数=将来の積立額合計
4.は、適切。5年間年利2%で複利運用して100万円を用意したい場合、現在の元金はいくら必要か?ということですから、これを計算式に表すと、
将来の予定額×現価係数=現在の元金
※現価係数は、一定期間複利運用しながら将来の予定額を得るために、現在元本はいくら必要かを計算するときに使います。
よって、現在の元金=100万円×0.9057 です。
よって正解は、3.
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