問6 2020年1月実技中小事業主資産相談業務
問6 問題文
Mさんは、Aさんに対して、一般NISAおよびつみたてNISAの仕組みについて説明した。Mさんが説明した以下の文章の空欄(1)〜(4)に入る最も適切な語句または数値を、下記の〈語句群〉のなかから選び、その記号を解答用紙に記入しなさい。
「一般NISAは、金融機関で非課税口座を開設し、その口座内に設定する一般NISA勘定に受け入れた上場株式や公募株式投資信託等について、本来は課税される配当金や譲渡益等が非課税となる制度です。2020年中に一般NISA勘定に新規で受け入れることができる限度額(非課税枠)は( 1 )万円であり、その非課税期間は、当該一般NISA勘定が設けられた日の属する年の1月1日から最長で5年間です。
一方、つみたてNISAは、金融機関で非課税口座を開設し、その口座内に設定するつみたてNISA勘定に受け入れた公募株式投資信託等について、本来は課税される分配金や譲渡益等が非課税となる制度です。2020年中につみたてNISA勘定に新規で受け入れることができる限度額(非課税枠)は( 2 )万円であり、その非課税期間は、当該つみたてNISA勘定が設けられた日の属する年の1月1日から最長で( 3 )年間です。購入方法は、累積投資契約に基づく定期かつ継続的な買付に限定されていますので、( 2 )万円分を一括で購入することはできません。また、つみたてNISA勘定に受け入れることができる商品は、所定の要件を満たす公募株式投資信託やETF(上場投資信託)ですので、X社株式やY社株式をつみたてNISA勘定に受け入れることはできません。
なお、一般NISA勘定やつみたてNISA勘定に受け入れた公募株式投資信託等に譲渡損失が生じた場合、その損失の金額は、特定口座や一般口座で生じた上場株式等に係る譲渡益の金額と損益の通算をすることが( 4 )」
〈語句群〉
イ.5 ロ.10 ハ.20 ニ.40 ホ.50 ヘ.80 ト.100
チ.120 リ.150 ヌ.できます ル.できません
問6 解答・解説
一般NISA・つみたてNISAに関する問題です。
一般NISA口座の利用限度額(非課税枠)は一人年間120万円で、配当金や譲渡益は、最長5年間、非課税です。
これに対し、つみたてNISA口座の利用限度額(非課税枠)は一人年間40万円で、配当金や譲渡益は、最長20年間、非課税です。
また、NISA口座内で発生した譲渡損失は、同じNISA口座内や他の一般口座・特定口座内の、上場株式等の配当金等や譲渡益と通算できません。
NISA口座内の譲渡損失は「なかったもの」とされ、同じNISA口座内での譲渡益や配当金もそもそも非課税であることから、NISA口座内でも通算されません。
以上により正解は、(1)チ.120 (2)ニ.40 (3)ハ.20 (4)ル.できません
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