問40 2020年1月学科
問40 問題文択一問題
法人の決算書に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
1.貸借対照表は、決算期末時点等、一時点における企業の財政状態を示したものである。
2.損益計算書は、一会計期間における企業の経営成績を示したものである。
3.キャッシュフロー計算書は、将来における企業の資金収支の予測を示したものである。
4.株主資本等変動計算書は、貸借対照表の純資産の部の一会計期間における変動額のうち、主として、株主に帰属する部分である株主資本の各項目の変動事由を示したものである。
問40 解答・解説
企業の決算書に関する問題です。
1.は、適切。貸借対照表は、企業の一定時点の資産と債務が記載されており、財政状態を示したものといえます。また、資金の調達源泉と使途を示したものでもあります。
2.は、適切。損益計算書は、企業の一会計期間における収益と費用を示したもので、利益の大きさ(売上高や経常利益)とその発生源泉(本業か臨時収入か等)を示したものでもあるため、企業の経営成績を示す財務諸表の一つです。
3.は、不適切。キャッシュフロー計算書は、一会計期間における企業の資金の増減(収入と支出)を、営業活動、投資活動、財務活動の3つに区分して示したものです(事業の「結果」を資金の動きから把握したもの)。
4.は、適切。株主資本等変動計算書は、貸借対照表の純資産の変動状況を表す財務諸表で、株主資本の変動額については変動事由ごとに区分して表示されます。
よって正解は、3.
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