問11 2019年9月実技資産設計提案業務

問11 問題文と解答・解説

問11 問題文

駒田香里さん(45歳)が保険契約者(保険料負担者)および被保険者として加入している生命保険(下記<資料>参照)の保障内容に関する次の記述の空欄(ア)〜(ウ)にあてはまる数値を解答欄に記入しなさい。なお、保険契約は有効に継続しているものとし、香里さんはこれまでに<資料>の保険から、保険金・給付金を一度も受け取っていないものとする。また、各々の記述はそれぞれ独立した問題であり、相互に影響を与えないものとする。

<資料/保険証券1>


<資料/保険証券2>


香里さんが現時点(45歳)で、
・突発性難聴で8日間入院し(手術は受けていない)、退院日の翌日から約款所定の期間内に10日間通院した場合、保険会社から支払われる保険金・給付金の合計は( ア )万円である。

・初めてガン(乳ガン・悪性新生物)と診断されて18日間入院し、その間に約款所定の手術(給付倍率40倍)を1回受けた場合、保険会社から支払われる保険金・給付金の合計は( イ )万円である。

・交通事故で即死した場合、保険会社から支払われる保険金・給付金の合計は( ウ )万円である。

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問11 解答・解説

生命保険の保障内容に関する問題です。

突発性難聴で8日間入院し、10日間通院した場合、保険証券1の医療保険から疾病入院給付金・通院給付金が支払われます。
いずれの給付金も、入院・通院1日目から支給されるため、入院日数と通院日数が支給対象期間です。
給付金合計額=疾病0.5万円×8日間+通院0.3万円×10日間=7万円

また、乳ガンで入院・手術をした場合、保険証券1の医療保険からは疾病入院給付金・女性疾病入院給付金・手術給付金、保険証券2の終身ガン保険からはガン診断給付金・ガン入院給付金・ガン手術給付金が支払われます。
疾病入院特約の給付対象:病気の治療を目的とした入院
女性疾病入院特約の給付対象:乳ガン、子宮ガン、子宮筋腫、卵巣腫瘍 等

いずれの給付金も、入院1日目から支給されるため、18日間入院した場合は、18日間が支給対象期間です。
よって、乳ガンで手術1回、18日間入院した場合の保険金合計額は、
保険1:疾病0.5万円×18日間+女性0.5万円×18日間+手術0.5万円×40倍
=9万円+9万円+20万円=38万円
保険2:ガン診断100万円+ガン入院1万円×18日間+ガン手術20万円=138万円
1〜2の合計:38万円+138万円=176万円 となります。

最後に、交通事故により死亡(即死)した場合、保険証券1の医療保険からは死亡保険金が支払われます。
また、保険証券2の終身ガン保険からは、「ガン以外による死亡」として死亡給付金が支払われます。
よって、本問の保険で支払われる保険金・給付金合計額は、
死亡保険金100万円+死亡給付金10万円=合計110万円 となります。

従って正解は、(ア)7(万円) (イ)176(万円) (ウ)110(万円)

問10             問12

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