問41 2019年9月学科
問41 問題文択一問題
不動産の登記に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
1.抵当権設定登記の登記記録は、権利部甲区に記録される。
2.不動産の売買契約を締結した当事者は、当該契約締結の日の属する年の12月31日までに、当該不動産の所有権移転登記をすることが義務付けられている。
3.登記事項証明書の受領は、インターネットを利用してオンラインで行うことができる。
4.登記記録の権利関係が真実と異なっていた場合に、その登記記録を信じて土地を取得した者は、原則として、その土地に対する当該権利の取得について法的に保護されない。
問41 解答・解説
不動産の登記に関する問題です。
1.は、不適切。所有権に関する事項は、登記記録の権利部甲区に記録され、所有権以外の権利(地上権・抵当権・賃借権等)に関する事項は権利部乙区に記録されます。
2.は、不適切。不動産の権利の登記には、法律上の申請義務はありません(表示の登記(表題部)については、一定の状況で登記申請義務あり。)。このため、何代にもわたって相続されているものの、登記されていない土地があったりします。
なお、売買の場合には、代金収受と同時期に登記を行うことが、権利トラブル防止のために、事実上必須となっています。
3.は、不適切。登記事項証明書(登記記録)の交付請求は、手数料を納付すれば誰でも可能であり、登記所に直接出向くだけでなく、郵送やオンラインでも可能ですが、オンライン請求した場合でも、交付を受ける際には郵送か登記所窓口で受け取ることになります。
4.は、適切。不動産の登記には公信力がありません。
このため、登記記録を正しいものと信用して取引を行っても、その内容が真実と異なっていた場合でも保護されません。
よって正解は、4.
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