問38 2019年5月実技資産設計提案業務
問38 問題文
俊彦さんは、長女の彩香さんがまだ高校生であり、かつ事業用の借入金も多いことから、現在加入している生命保険で十分な保障を得られるのか心配している。そこで、自分が死亡したことにより支払われる死亡保険金と預貯金等で負債を全額返済した場合に、預貯金等がいくら残るのか、FPの落合さんに試算してもらうことにした。この試算に関する落合さんの次の説明の空欄(ア)に入る金額として、正しいものはどれか。
「現時点(2019年4月1日)で俊彦さんが死亡した場合、俊彦さんの死亡により支払われる死亡保険金と、佐野家(俊彦さんと晴美さん)が保有する預貯金等の合計額から、返済すべき負債の全額を差し引いた金額は( ア )になります。」
1.2,910万円
2.4,610万円
3.4,730万円
4.4,910万円
問38 解答・解説
家族の生活資金に関する問題です。
俊彦さんが死亡した場合、契約中の保険のうち、定期保険Aから3,000万円、定期保険特約付終身保険Bからは終身部分と定期部分の合計で2,000万円、定期保険特約付終身保険Cからは終身部分と定期部分の合計で1,800万円がそれぞれ死亡保険金として支払われます。
(終身保険D・Eは被保険者が俊彦さんではなく、医療保険Fには死亡保障がないため、いずれも支払対象外です。)
よって、受け取る保険金額合計=3,000万円+2,000万円+1,800万円=6,800万円
また、俊彦さんが現時点で死亡した場合の預貯金額は、2,290万円+120万円=2,410万円 です。
次に、団体信用生命保険では、住宅ローンを借りた人が死亡・高度障害状態になった場合、本人に代わって保険会社がローン残高を債権者(銀行)に支払います。
これに対し、自動車ローンや事業用借入等の残債は、契約者が死亡しても債務は消えず、相続人が返済する債務となります。
従って、保険金&預貯金合計と債務の差引額=(6,800万円+2,410万円)−(120万円+4,480万円)=4,610万円
従って正解は、2. 4,610万円
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