問5 2019年5月実技個人資産相談業務

問5 問題文と解答・解説

問5 問題文

Mさんは、Aさんに対して、株式の投資指標等について説明した。Mさんが説明した次の記述(1)〜(3)について、適切なものには○印を、不適切なものには×印を解答用紙に記入しなさい。

(1)「 一般に、PERが高い銘柄ほど、株価は割安で今後の高い利益成長が期待されていると考えることができます」

(2)「 一般に、ROEが高い会社ほど、資産の効率的な活用がなされていると考えることができます」

(3)「一般に、配当性向が高いほど、株主に対する利益還元の度合いが高いと考えることができます。配当性向は、Y社の数値がX社の数値を上回っています」

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問5 解答・解説

株式投資の評価指標に関する問題です。

(1)は、×。PER(株価収益率)=株価÷1株当たり当期純利益で、現在の株価が1株当たりの当期純利益の何倍かを示しているため、同業種でPERが高い銘柄ほど割高、もしくは今後の利益成長が期待されると考えることができます。

(2)は、○。ROE(自己資本利益率)とは、自己資本を使ってどれだけ利益を上げたかを示しますので、ROEが高いほど資産が効率的に活用されることにより収益性が高く、株主への利益還元も期待できます。
ROE(%)=当期純利益/自己資本×100

(3)は、×。配当性向とは、当期純利益に対する配当金が占める割合のことです。
配当性向=1株当たり年配当金額÷1株当たり当期純利益×100
    =配当金支払総額÷当期純利益×100
当期純利益のうち配当に回した割合を示しているため、配当性向が高い銘柄ほど、株主に対する利益還元の割合が高いと考えることができます。
X社の配当性向=120,000百万円/290,000百万円×100=41.379…→41.38%(小数点以下第3位四捨五入)
Y社の配当性向=15,000百万円/46,500百万円×100=32.258…→32.26%(小数点以下第3位四捨五入)
よって配当性向は、Y社の数値がX社の数値を下回っています。

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