問3 2019年5月学科

問3 問題文と解答・解説

問3 問題文択一問題

公的医療保険に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

1.健康保険の適用事業所に常時使用される75歳未満の者は、原則として、全国健康保険協会管掌健康保険(協会けんぽ)または組合管掌健康保険に加入することになる。

2.全国健康保険協会管掌健康保険(協会けんぽ)の介護保険料率は、都道府県ごとに定められており、都道府県によって保険料率が異なる。

3.健康保険の任意継続被保険者となるためには、健康保険の被保険者資格を喪失した日の前日まで継続して6ヵ月以上の被保険者期間がなければならない。

4.個人事業主や農林漁業者などが被保険者となる国民健康保険は、国が保険者として運営している。

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問3 解答・解説

健康保険・国民健康保険に関する問題です。

1.は、適切。勤務先が健康保険の適用事業所である場合、75歳未満だと全国健康保険協会管掌健康保険(協会けんぽ)・組合管掌健康保険(組合健保)のいずれかの被保険者として加入します。
なお、75歳以降は、健康保険の被保険者資格を喪失し、後期高齢者医療制度の被保険者となります。

2.は、不適切。全国健康保険協会(協会けんぽ)の介護保険料率は、全国一律(40歳以上65歳未満の第2号被保険者の場合)ですが、健康保険料率は、都道府県ごとに定められており、都道府県によって料率が異なります
なお、65歳以上の第1号被保険者の場合、介護保険料率は本人や世帯の所得により設定され、市区町村ごとに決められた基準額に乗じて保険料が算出されます。

3.は、不適切。健康保険の被保険者は、退職しても、資格喪失日の前日までに「継続して2ヶ月以上の被保険者期間」があれば、健康保険の任意継続被保険者として、元の勤務先の健康保険に2年間加入できます。ただし、保険料は全額自己負担となります(通常は労使折半)。

4.は、不適切。国民健康保険の保険者には、市町村(特別区を含む)が保険者になるものと、国民健康保険組合が保険者になるものがあります。
国民健康保険組合とは、同業種の自営業者等を組合員とするもので、一般に国民健康保険よりも保障が充実しています。

よって正解は、1.

問2             問4

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