問17 2018年5月実技資産設計提案業務

問17 問題文と解答・解説

問17 問題文

細井恒彦さんが2017年中に支払った生命保険の保険料は下記<資料>のとおりである。この場合の恒彦さんの2017年分の所得税における生命保険料控除の金額として、正しいものはどれか。なお、<資料>の保険について、これまでに契約内容の変更は行われていないものとする。

<資料>
[終身保険(無配当)]
契約日  :2011年9月1日
保険契約者:細井恒彦
被保険者 :細井恒彦
死亡保険金受取人:細井玲奈(妻)
2017年の年間支払保険料:105,000円

[ガン保険(介護医療保険契約)]
契約日  :2016年8月1日
保険契約者:細井恒彦
被保険者 :細井恒彦
死亡保険金受取人:細井玲奈(妻)
2017年の年間支払保険料:36,000円

<所得税の生命保険料控除額の速算表>
[2011年12月31日以前に締結した保険契約(旧契約)等に係る控除額]
○一般生命保険料控除、個人年金保険料控除


[2012年1月1日以降に締結した保険契約(新契約)等に係る控除額]
○一般生命保険料控除、個人年金保険料控除、介護医療保険料控除

(注)支払保険料とは、その年に支払った金額から、その年に受けた剰余金や割戻金を差し引いた残りの金額をいう。

1. 50,000円

2. 68,000円

3. 78,000円

4. 80,500円

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問17 解答・解説

生命保険料控除に関する問題です。

平成22年の法改正により、生命保険料控除は、一般・個人年金に加えて、介護医療保険料控除の3つになりました。

これにより、生命保険料控除の合計の上限は、所得税は10万円から12万円、住民税は5万円から7万円に変更されました。
具体的には、一般・個人年金・介護医療それぞれで、所得税4万円、住民税2万8千円の控除枠となりましたが、住民税の控除額は2万8千円×3=8万4千円とならず、7万円で切られてしまいます。
ただし、2011(平成23)年12月31日以前に締結した生命保険は、2012(平成24)年1月1日以降に契約転換や特約の中途付加を行わない限り、2011(平成24)年以降も旧生命保険料控除制度が適用されます。

従って本問の保険契約のうち、終身保険は旧生命保険料控除制度が適用され、一般の生命保険料控除の対象となりますが、ガン保険は新生命保険料控除制度が適用され、介護医療保険料控除の対象となります。
旧生命保険料控除は、一般の生命保険料控除と個人年金保険料控除のそれぞれで、最高所得税5万円・住民税3.5万円の所得控除枠があります。
ただし、上限額まで控除されるのは、どちらも年間の支払保険料が10万円超(住民税は7万円超)である場合のみで、それ以下の場合は支払保険料の額に応じて、一定額が控除されます。

本問では、終身保険で年間合計10.5万円支払っていますので、上限の5万円が控除されます。
また、ガン保険では、年間合計3.6万円支払っていますので、
3.6万円×1/2+1万円=2.8万円
従って、村田雅彦さんが受けられる生命保険料控除額は、5万円+2.8万円=7.8万円 です。

よって正解は、3. 78,000円

問16             問18

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