問5 2018年5月実技資産設計提案業務

問5 問題文と解答・解説

問5 問題文

細川さんと宇野さんは、下記<資料>のとおり、PT株式会社の株式(以下「PT株式」という)を2017年11月から2018年3月において毎月15日に購入した。細川さんと宇野さんのPT株式の取引に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。なお、このほかにPT株式の取引はないものとし、手数料および税金は考慮しないものとする。また、購入株数は正しいものとする。

・細川さんは株式累積投資制度で購入した。
・宇野さんは購入の都度、単元未満株投資制度で購入した。
・PT株式の1単元は100株である。
・PT株式会社の本決算は3月末日である。
・PT株式の期末株主配当金は、1株当たり100円であった。

<資料:PT株式の株価の推移>


1.細川さんの平均購入単価は、宇野さんの平均購入単価よりも低くなっている。

2.細川さんは、保有株式数が100株以上になるまで売却できない。

3.宇野さんは、2018年に開催される定時株主総会の議決権を持たない。

4.宇野さんは、2018年3月期の期末株主配当金として、1,000円(税引前)を受け取ることができる。

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問5 解答・解説

単元未満の株式取引に関する問題です。

1.は、適切。株式累積投資(るいとう)は、金融商品取引業者が選定した株式を、毎月一定日に指定した一定額(1万円以上100万円未満、1,000円単位)、同一銘柄を継続的に買い付けして投資する取引方法であるのに対し、単元未満株投資制度は、ほぼ全ての上場銘柄を1株単位で購入できる取引方法です。
平均購入単価=総投資金額/総合計購入株式数ですので、
細川さんの平均購入単価=10,000円×5回/(1.8株+2.0株+1.9株+2.2株+2.2株)
           =4,950.49…円
宇野さんの平均購入単価=(11,260円+9,760円+10,300円+9,160円+9,300円)/2株×5回
           =4,978円
従って、細川さんの方が宇野さんより平均購入単価が低いことが分かります。

2.は、不適切。株式累積投資(るいとう)や株式ミニ投資、単元未満株投資制度で取引している場合、保有株式数が単元株に満たないときでも、証券会社を通じて市場で売却可能です。

3.は、適切。株式累積投資(るいとう)や株式ミニ投資、単元未満株投資制度で取引している場合、保有株式数が単元株に満たないときは、定時株主総会における議決権はありません

4.は、適切。株式累積投資(るいとう)や株式ミニ投資、単元未満株投資制度で取引している場合、保有株式数が単元株に満たないときでも、株式数に応じた配当金を受取可能です。
宇野さんは、2018年3月までに2株×5回=10株を保有しているため、10株×100円=1,000円の配当金を受け取ることになります。

よって正解は、2.

問4             問6

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