問10 2018年5月実技生保顧客資産相談業務
問10 問題文
所得税における青色申告制度に関する以下の文章の空欄(1)〜(3)に入る最も適切な数値を、下記の〈数値群〉のイ〜リのなかから選び、その記号を解答用紙に記入しなさい。
T 「事業所得に係る取引を正規の簿記の原則に従い記帳し、その記帳に基づいて作成した貸借対照表、損益計算書その他の計算明細書を添付した確定申告書を法定申告期限内に提出することにより、事業所得の金額の計算上、青色申告特別控除として最高( 1 )万円を控除することができます。なお、青色申告者が備え付けるべき決算関係書類などの帳簿書類は、原則として( 2 )年間保存しなければなりません」
U 「青色申告者が受けられる税務上の特典として、青色申告特別控除のほかに、青色事業専従者給与の必要経費算入、純損失の( 3 )年間の繰越控除、純損失の繰戻還付、棚卸資産の評価について低価法を選択できることなどが挙げられます」
〈数値群〉
イ.2 ロ.3 ハ.7 ニ.9 ホ.10 ヘ.11 ト.38
チ.55 リ.65
問10 解答・解説
所得税の青色申告に関する問題です。
T 不動産所得・事業所得・山林所得については、一定の帳簿で記帳すること等の要件を満たすことで、所得税の青色申告が可能となり、青色申告特別控除として最高65万円を所得控除できます。また、青色申告特別控除等の青色申告による特典を受けるには、帳簿書類を7年間保存する必要があります。
U 青色申告の特典として、損益通算しても控除しきれない損失額を翌年以後3年間繰り越すことができる(純損失の繰越控除)ほか、前年に繰り戻して所得税の還付を受ける(純損失の繰戻還付)ことができます(2年以上前の所得への繰り戻しは不可)。
以上により正解は、(1) リ.65 (2) ハ.7 (3) ロ.3
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