問5 2018年5月実技生保顧客資産相談業務
問5 問題文
次に、Mさんは、Aさんに対して、医療保障・介護保障の見直しについて説明した。Mさんが説明した次の記述(1)〜(3)について、適切なものには○印を、不適切なものには×印を解答用紙に記入しなさい。
(1)「Aさんが病気やケガ等で重度の障害状態となって働けなくなった場合の保障を検討する際には、保険金額に加え、保険金等の支払事由が保険会社独自のものか、公的介護保険等の社会保障制度と連動しているものか等、どのような場合に保険金・給付金が支払われるか、加入前に確認しておきましょう」
(2)「最近では、がんの治療(抗がん剤治療等)は、入院を必要とする治療に加え、退院後の通院による治療で行われる場合が多くなっています。そのため、がん保障を検討する場合は、入院日額やがん診断給付金の内容に加え、退院後の通院保障の有無や内容を確認することが大切です」
(3) 「がん等の重度疾病については、再発のリスクも高く、治療期間も長期にわたるケースがあります。そのため、重度疾病の保障を準備する際には、再発時の保障の有無や保険金等が支払われる疾病の種類を確認する必要があります」
問5 解答・解説
民間の介護保険・医療保険の通院保障・重度疾病の保障に関する問題です。
(1)は、○。民間の介護保険の支払要件は、公的介護保険の要介護認定に連動するものや、保険契約に定める所定の要介護状態に該当した場合等がありますので、加入前に支払要件を確認しておくことが必要です。
(2)は、○。医療技術の発達などにより入院日数が減少した結果、通院日数は増える傾向にあります。
このため、「入院○日目から1日○○円お支払い」という入院給付金や退院後の通院保障については、平均在院日数や通院日数の実態を踏まえて、医療保険の加入を検討することが必要です。
(3)は、○。ガン等の重度疾病は再発・転移してしまうことも多いため、重度疾病の保障は再発・転移の度にかかる費用にも備えられるようになっているかや、支払対象となる疾病の種類等を確認することが必要です。
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