問2 2018年1月学科
問2 問題文択一問題
年代に対応した一般的なライフステージ別資金運用に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
1.20〜30歳代で、結婚や住宅取得に向けた資金作りに取り組む時期には、リスクのある資金運用も可能であるが、将来のために金銭管理の方法や運用の知識を身に付けることも重要である。
2.30〜40歳代で、子どもの教育費や住宅取得のための資金計画を立てる時期には、資金の目的や本人の金融知識に適合した運用方法を選択することが重要である。
3.40〜50歳代前半で、子どもの教育費や住宅ローンの返済など家計負担が重くなる時期には、セカンドライフを視野に入れた長期的な資金運用を検討することも重要となる。
4.50歳代後半以降で、セカンドライフのために退職金を含めた長期的な資金計画を立てる時期には、将来の生活資金確保のためリスクを気にせずハイリターン追求を優先する資金運用が重要となる。
問2 解答・解説
世代別の資金運用・ライフプランに関する問題です。
1.は、適切。20〜30歳代は、今後の長期的な収入と運用が見込めるため、他の世代よりも比較的リスク許容度が高いことから、余裕資金での資産運用は、有効な選択肢の1つです。しかし、結婚や住宅取得に向けた資金作りに取り組む時期には、将来のために家計管理や資産運用の知識を身に付けることも重要です。
2.は、適切。30〜40歳代は、一般的に子どもの教育費や住宅取得のための資金計画を立てる時期となりますが、結婚や出産の時期によっては、住宅ローンの返済と教育費の負担増が重なって支出が増大する場合があるため、資金の目的や本人の金融知識に適合した運用方法を選択することが重要です。
3.は、適切。40〜50歳代前半は、一般的に子どもの教育費や住宅ローンの返済など家計負担が重くなる時期となりますが、子どもが独立した後のセカンドライフを視野に入れ、老後の長期的な資産運用を検討することも重要です。
4.は、不適切。50歳代後半以降は、セカンドライフに向けた長期的な資金計画を立てる時期ですが、退職後は年金と退職金が収入の大半を占めることが多いため、市場の暴落による影響を受け過ぎないように、元本確保型の金融商品による安定的な運用を心掛けるなど、老後に向けて少しずつリスクを抑えていくことが必要です。
よって正解は、4.
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