問7 2017年9月実技資産設計提案業務

問7 問題文と解答・解説

問7 問題文

下記<資料>は、香川さんが購入を検討している中古マンションのインターネット上の広告(抜粋)である。この広告の内容等に関する次の(ア)〜(エ)の記述について、正しいものには○、誤っているものには×を解答欄に記入しなさい。

<資料>
○○ハイツ205号室
【所在地】千葉県□□市○○町2−3
【交通】××線△△駅から徒歩3分
【価格】3,400万円(消費税込み)
【間取り】3LDK
【専有面積】73.80u
【バルコニー面積】10.23u
【建物階数】地上7階
【所在階数】2階
【築年月】平成23年11月
【土地の権利】所有権
【管理費】10,000円/月
【修繕積立金】8,000円/月
【現況】空室
【取引態様】媒介

(ア)××線△△駅からこの物件までの道路距離は、240m超320m以下である。

(イ)この物件を購入後、通常、香川さんは管理組合に無断で205号室の間取りを変更したり玄関ドアを交換したりできる。

(ウ)この物件を購入した場合、香川さんは管理組合の構成員となるかどうかを選択できる。

(エ)この物件を購入する際、通常、宅地建物取引業者に媒介契約に係る報酬(仲介手数料)を支払う。

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問7 解答・解説

不動産広告に関する問題です。

(ア)は、×。不動産広告における、「△△駅から徒歩○分」といったような徒歩所要時間は、「道路距離80mにつき1分間(1分未満は切上げ)」と定められています。資料では「徒歩3分」とありますので、道路距離(直線距離ではなく道路に沿って計測した距離)は160m超240m以下となります。

(イ)は、×。マンションやアパート等の区分建物の場合、通常、区分所有者が自由にリフォーム可能な部分は専有部分のみであり、管理組合に無断で、建物の壁(躯体・構造)部分をいじって間取りを変更したり、玄関ドアを交換することはできません(玄関ドアは、鍵と住居側の塗装面だけが専有部分で、それ以外は共用部分)。

(ウ)は、×。区分所有法により、分譲マンション等の区分所有者は、所有者自身の意思に関わらず、区分所有者の団体(管理組合)の構成員となります。

(エ)は、○。資料の一番下に「取引態様:媒介」とあり、これは不動産広告を出している不動産業者は、単に取引の媒介をしているだけで、売主は別にいることを表していますので、仲介手数料が必要です。
不動産業者自らが売主となっている場合は、「取引態様:売主」と表示され、仲介手数料は不要です。

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