問3 2017年9月実技個人資産相談業務
問3 問題文
Aさんは、X社から支給される予定の退職金のうち、2,000万円を活用して老後資金を準備したいと考えている。そこで、Mさんは、諸係数早見表を用いてシミュレーションを行った。下記の係数を用いて、次の空欄(1)、(2)に入る最も適切な数値を解答用紙に記入しなさい。なお、答はそれぞれ万円未満を四捨五入して万円単位とし、税金や手数料等は考慮しないものとする。また、問題の性質上、明らかにできない部分は「□□□」で示してある。
〈利率(年率)1%の諸係数早見表〉
〈利率(年率)2%の諸係数早見表〉
1.元金2,000万円を、利率(年率)2%で5年間複利運用する場合、5年後の元利合計金額はいくらか。
2,000万円×□□□=□□□円 ⇒ ( 1 )万円
2.上記1で求めた金額(万円未満を四捨五入した後の金額)を、利率(年率)1%で複利運用しながら、15年間にわたって毎年一定額を取り崩す場合、毎年の取崩し金額(上限)はいくらか。
( 1 )万円×□□□=□□□円 ⇒ ( 2 )万円
問3 解答・解説
各種係数に関する問題です。
1.は、2,000万円を年利2%で5年間複利運用した場合、5年後に元利合計いくらか?ということですから、これを計算式に表すと、
元金×終価係数=将来の資金(運用結果)
※終価係数は、元本を一定利率で一定期間複利運用した場合の、将来の運用結果を計算するときに使います。
よって、2,000万円×1.1041=2208.2万円→2,208万円(万円未満四捨五入)
2.は、元金2,208万円を年利1%で複利運用しながら、毎年一定額を15年間取り崩す場合、毎年いくら受け取れるか?ということです。
これを計算式に表すと、
元金(借入金)×資本回収係数=毎年受け取る年金額(返済額)
※資本回収係数は、元本を一定利率で複利運用しながら毎年一定額を取り崩す場合、毎年いくら受け取れるかを計算するときに使います。
よって、2,208万円×0.0721=159.1968万円→159万円(万円未満四捨五入)
以上により正解は、(1)2,208(万円) (2)159(万円)
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