問29 2017年9月学科
問29 問題文択一問題
わが国における個人による金融商品取引に係るセーフティネットに関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
1.財形貯蓄制度により国内銀行に預け入れられている預金は、預金保険制度による保護の対象となる。
2.国内銀行に預け入れられている外貨預金は、預金保険制度による保護の対象外である。
3.確定拠出年金制度で運用されている預金は、加入者の預金等として、預金保険制度による保護の対象となる。
4.国内証券会社が保護預かりしている一般顧客の外国株式は、投資者保護基金による補償の対象外である。
問29 解答・解説
金融機関の破綻等に対するセーフティネットに関する問題です。
1.は、適切。財形貯蓄は、預金以外にも、投信や国債等の金融商品で積立可能ですが、預金を利用した財形貯蓄は預金保険制度の保護対象です。
2.は、適切。外貨預金は預金保険制度の保護対象外のため、金融機関破綻時も保護されません。
3.は、適切。確定拠出年金は、債券や株式だけでなく預金商品でも運用可能で、預金商品は預金保険の保護対象です。
4.は、不適切。国内の証券会社に預託した外国株式や外貨建てMMFは、投資者保護基金の補償対象となります。
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