問22 2017年9月学科
問22 問題文択一問題
上場投資信託(ETF)の一般的な特徴に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
1.運用成果が、東証株価指数(TOPIX)などの株価指標や、金価格などの商品指標などに連動するように、投資信託委託会社によって運用されている。
2.非上場の投資信託とは異なり、特定の基準価額等ではなく、取引所での売り手と買い手の需給によって決まる市場価格が取引価格となる。
3.非上場の投資信託とは異なり、運用管理費用(信託報酬)は徴収されないが、売買の際には上場株式と同様に売買委託手数料がかかる。
4.レバレッジ型指標に連動するETFは、原指標に連動するETFと比較すると運用成果の変動率が大きくなる。
問22 解答・解説
ETF(上場投資信託)の取引に関する問題です。
1.は、適切。ETF(上場投資信託)は、TOPIXや日経225等の株価指数に連動するもの以外にも、原油や金、農産物等の商品指数に連動するものがあり、投資信託委託会社により運用されます。
2.は、適切。通常の投資信託の基準価額は、1日に1度、組入銘柄の終値を基に計算され、そこで初めて購入した値段が決まりますが、ETFは、通常の株式同様にリアルタイムでのその時々の取引価格で購入可能です。
3.は、不適切。ETF(上場投資信託)は、投資家による投信の申込や解約・売却が運用会社による株式の売買に直接影響せず、受益証券を投資家間で売買する形式であるため、他の非上場の投信よりも運用管理費用(信託報酬)が低くなっていますが、売買時の委託手数料は発生します(非上場の投信では購入時の手数料がかからないものもありますが、投資家が申込や解約・売却するたびに現物の株式の売買が必要となり、そのためのコストが運用管理費用(信託報酬)に反映されています)。
4.は、適切。レバレッジ型のETFは、特定の指数の変動率の数倍になるように算出された指数に連動するため、もともとの指数に連動するETFと比較すると、運用成果の変動率も連動して大きくなります。
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