問28 2017年1月実技資産設計提案業務
問28 問題文
永井さん夫婦が<設例>のマンションを購入する場合の販売価格のうち、土地(敷地の共有持分)の価格を計算しなさい。なお、消費税の税率は8%とし、計算結果については万円未満を四捨五入すること。また、解答に当たっては、解答用紙に記載されている単位に従うこと。
問28 解答・解説
消費税の非課税取引に関する問題です。
消費税の課税対象の原則は、「事業者が事業として対価を得て行う、資産の譲渡・貸付け・サービスの提供」、「輸入取引」です。
しかし、これらの取引でも社会政策的配慮などから課税しない取引を、非課税取引といいます。
<非課税取引の代表例>
●土地・借地権の譲渡・貸付け
●有価証券等の譲渡
●住宅の貸付け
●預貯金の利子、保険サービス など
従って、本問でのマンションの販売価格4,200万円(うち消費税160万円)のうち、土地の譲渡分については非課税取引となるわけです。
消費税率は8%ですから、建物の価格×8%=消費税160万円 ですので、
建物の価格=160万円÷8%=2,000万円
よって、土地の価格=販売価格−建物の価格−消費税額
=4,200万円−2,000万円−160万円=2,040万円
従って正解は、2,040(万円)
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