問4 2017年1月実技中小事業主資産相談業務
問4 問題文
Mさんは、Aさんに対して、投資信託の分類について説明した。Mさんが説明した次の記述(1)〜(3)について、適切なものには○印を、不適切なものには×印を解答用紙に記入しなさい。
(1)「 投資信託を組成形態で分類すると、契約型投資信託と会社型投資信託があります。代表的な契約型投資信託としては、東京証券取引所に上場されているETF(上場投資信託)やREIT(不動産投資信託)があります」
(2)「投資信託を投資対象で分類すると、株式投資信託と公社債投資信託があります。前者は株式の組入比率が50%を超えている投資信託であり、後者は公社債の組入比率が50%を超えている投資信託です」
(3)「投資信託を運用方法で分類すると、インデックス型投資信託とアクティブ型投資信託があります。前者は目標となるベンチマークに連動する運用成果を目指して運用され、後者は目標となるベンチマークを上回る運用成果を目指して運用されます」
問4 解答・解説
投資信託の分類・運用スタイルに関する問題です。
(1)は、×。投資信託は契約型と会社型に分類できますが、東京証券取引所に上場されている不動産投資信託(J-REIT)は、すべて会社型投資信託です。
会社型の投資信託は、投資法人を設立し、その投資法人が発行する投資口を投資家が購入する形式で、J-REITなどが該当します。
これに対し契約型の投資信託は、運用会社と受託者(信託銀行)で締結された信託契約の受益証券を投資家が購入する形式で、ETFも含めた投資信託の多くが該当します。
(2)は、×。公社債投資信託は、株式を全く組み入れることができない投資信託で、運用対象が公社債等に限定されているのに対し、株式投資信託は、約款上運用対象に株式を組み入れることができる投資信託のことで、公社債や短期金融商品を中心に運用していても、株式が少しでも組み入れられていれば、株式投資信託となります。
(3)は、○。投資信託の運用手法のうち、ベンチマークを上回るリターンを目指す手法はアクティブ運用、ベンチーマークに連動するように運用する手法はパッシブ(インデックス)運用です。
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