問41 2017年1月学科
問41 問題文択一問題
不動産の登記に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
1.戸建て住宅およびその敷地の登記記録は、建物とその敷地を一体として、一の登記記録にまとめられている。
2.不動産の登記記録は、その不動産が所在する市町村および特別区に備えられる。
3.だれでも、登記官に対し、手数料を納付して、登記事項証明書の交付を請求することができる。
4.登記の記載事項を信頼して不動産を取得した者は、記載されていた登記名義人が真実の権利者ではなかった場合でも、原則として、その不動産に対する権利が認められる。
問41 解答・解説
不動産の登記に関する問題です。
1.は、不適切。一戸建ての場合、建物とその敷地は別々に登記記録が作成されます。これに対し、マンション等の区分建物の場合、区分所有者は原則として専有部分とその専有部分に係る敷地利用権とを分離して処分できませんので、土地の権利も建物の登記記録に「敷地権」として記録され、1つの登記記録にまとめられます。
2.は、不適切。不動産の登記記録は、その土地や建物の所在地の法務局(登記所)で確認・交付が可能です。
3.は、適切。登記事項証明書(登記記録)の交付請求は、手数料を納付すれば誰でも可能であり、登記所に直接出向くだけでなく、郵送やオンラインでも可能です。
4.は、不適切。不動産の登記には公信力がありません。
このため、登記記録を正しいものと信用して取引を行っても、その内容が真実と異なっていた場合でも保護されません。
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