問38 2016年9月実技資産設計提案業務
問38 問題文
正博さんの兄の貴志さんは、昨年会社を退職して退職一時金を受け取り、老後の生活費の補てんなどのために、退職一時金の一部を原資として、下記<資料>の個人年金保険に加入した。下記<資料>の個人年金保険の受取りに関する次の記述の空欄(ア)、(イ)にあてはまる語句の組み合わせとして、正しいものはどれか。
<資料>
個人年金保険の種類:変額個人年金保険
一時払い保険料:1,000万円
据置期間 :10年
保険契約者 :貴志さん
被保険者 :章子さん(妻)
年金受取人 :貴志さん
年金継続受取人(注1):章子さん(妻)
年金の種類:保証期間(10年)付終身年金(注2)
(注1)年金継続受取人とは、年金受取期間中に年金受取人が死亡した場合に、継続して年金を受け取ることができる人のことで、個人年金保険の契約者があらかじめ指定することができる。
(注2)この年金は夫婦年金ではない。
「保証期間経過後に貴志さんが死亡した場合、章子さんは年金を受け取ることが( ア )。また、保証期間経過後に章子さんが死亡した場合、貴志さんは年金を受け取ることが( イ )。」
1.(ア)できる (イ)できる
2.(ア)できる (イ)できない
3.(ア)できない (イ)できる
4.(ア)できない (イ)できない
問38 解答・解説
個人年金保険に関する問題です。
保証期間付終身年金は、保証期間中は被保険者の生死に関係なく年金が受け取れ、保証期間経過後は生存している限り、年金を受け取ることができる個人年金です(毎年一定額がもらえる定額型と一定時期から増加する逓増型があります。)。
本問の場合、被保険者は章子さん(妻)で、年金継続受取人でもありますので、年金受取人である夫の貴志さんが保証期間経過後に死亡しても、年金継続受取人として年金の受取りが可能です。
また、夫婦年金は、夫婦のいずれか一方が生存している限り、年金を受け取ることができますが、本問の保険は「夫婦年金ではない」とあるため、被保険者である章子さん(妻)が保証期間経過後に死亡すると、年金受取人である夫の貴志さんは以後年金受取りができません。
従って正解は、2.(ア)できる (イ)できない
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