2級FP過去問解説　問13　2016年9月実技（生保顧客）

現時点（平成28年９月11日）において、Ａさんに相続が開始した場合における相続税の総額を試算した下記の表の空欄(1)〜(3)に入る数値を求めなさい。なお、相続税の課税価格の合計額は４億5,000万円とする。また、問題の性質上、明らかにできない部分は「□□□」で示してある。



＜資料＞相続税の速算表（一部抜粋）

相続税の総額に関する問題です。

相続税の基礎控除は、3,000万円＋法定相続人の数×600万円ですから、
本問の場合、3,000万円＋600万円×3人＝4,800万円　です。
よって、課税遺産総額＝4億5,000万円−4,800万円＝4億200万円　です。

相続税の計算は、課税遺産総額をそれぞれ法定相続分に分割し、分割後の金額に応じた税率で算出します。
配偶者と子が相続人のとき、配偶者の相続分は2分の1、子の相続分は2分の１（子の人数分で分割）ですから、妻Bさんの法定相続分は1／2、長男Cさん・長女Dさんの法定相続分は1／4（1／2÷2）となります。
妻Ｂの法定相続分の相続税　：4.02億円×1／2×45%−2,700万円＝6,345万円
長男Ｃの法定相続分の相続税：4.02億円×1／4×40%−1,700万円＝2,320万円
長女Ｄの法定相続分の相続税：4.02億円×1／4×40%−1,700万円＝2,320万円

従って、相続税の総額＝6,345万円＋2,320万円＋2,320万円＝1億985万円　です。

従って正解は、(1)4,800（万円）　(2)6,345（万円）　(3)10,985（万円）

  ●無料アプリ版公開中。
  ●学科も実技も完全無料！

  ●広告無しの有料版。
  ●広告無しで集中学習！

この問題と似ている問題を検索してみよう！「検索」ボタンをクリック！

• このサイト内を検索

＜FP対策通信講座＞

●LECのFP通信講座　⇒　FP（ファイナンシャル・プランナー）サイトはこちら

●日本FP協会認定教育機関のWEB講座　⇒　２級ＦＰ技能士 （資格対策ドットコム）

●通勤中に音声学習するなら　⇒　ＦＰ 通勤講座

●社労士・宅建・中小企業診断士等も受けるなら　⇒　月額定額サービス【ウケホーダイ】