問2 2016年9月実技中小事業主資産相談業務
問2 問題文
Mさんは、Aさんに対して、将来受け取ることができる年金額を増やす方法についてアドバイスした。Mさんがアドバイスした以下の文章の空欄(1)〜(4)に入る最も適切な語句を、下記の〈語句群〉のイ〜ヌのなかから選び、その記号を解答用紙に記入しなさい。
T 「保険料免除の承認を受けた期間の保険料を追納することにより、将来受け取る老齢基礎年金の年金額を増やすことができます。追納ができるのは、追納が承認された月の前( 1 )以内の免除期間の保険料です。また、Aさんの場合、60歳から65歳になるまでの間に国民年金に任意加入して保険料を納付し、65歳から受け取る老齢基礎年金の年金額を増やすことも可能です」
U 「Aさんは国民年金の第1号被保険者ですので、国民年金の定額保険料に加えて付加保険料を納付する方法や国民年金基金に加入する方法があります。
付加保険料を納付すると、65歳から老齢基礎年金を受給する場合、老齢基礎年金に加えて付加年金として『( 2 )×付加保険料納付済期間の月数』の算式により算出される額を受け取ることができます。付加保険料は、月額( 3 )です。
国民年金基金は、老齢基礎年金に上乗せした年金を受け取るための公的な年金制度です。国民年金基金の掛金の額は、加入者が選択した給付の型や加入口数、加入時の年齢、男女の別で決まり、掛金の拠出限度額は月額( 4 )です。ただし、国民年金基金に加入した場合は、国民年金の付加保険料を納付することができなくなります」
〈語句群〉
イ.5年 ロ.10年 ハ.15年
ニ.200円 ホ.400円 ヘ.600円 ト.800円
チ.5万1,000円 リ.6万8,000円 ヌ.7万円
問2 解答・解説
国民年金保険料の追納・付加年金・国民年金基金に関する問題です。
T 国民年金の免除期間の保険料は、過去10年までさかのぼって追納できます(学生納付特例による猶予分も同様)。
U 付加年金の保険料は月額400円で、付加年金の受給額=200円×付加保険料納付月数 です。
また、国民年金基金の掛金は終身年金か確定年金か等の給付形式の選択と、加入時の年齢によって決まりますが、掛金の上限は月額68,000円(個人型確定拠出年金に加入した場合は、合計額)です。
なお、国民年金基金に加入した場合、その1口目は国民年金の付加年金保険料を含んでいるため、同時加入出来ず、付加年金の付加保険料を納付できなくなります。
以上により正解は、(1)ロ.10年 (2)ニ.200円 (3)ホ.400円 (4)リ.6万8,000円
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