2級FP過去問解説　第1問　2016年9月実技（中小事業主）

個人事業主のＡさん（45歳）は、妻Ｂさん（45歳）と長男Ｃさん（10歳）との３人家族であり、妻Ｂさんとともに雑貨店を営んでいる。Ａさんの店は、10年前に開業した近隣の大手スーパーと競合し、経営が厳しい状態が続いていたが、最近では地元の固定客も増えてきて業績は安定しつつある。
Ａさんは、今後も個人事業主として経営に専念し、健康な限り夫婦そろって店を続けていきたいと考えているが、45歳になったこともあり、老後の生活資金について準備を始めたいと考えている。Ａさんは、過去に国民年金保険料の納付が免除されていた期間があり、将来、自分の年金がどのくらい支給されるのかを知りたいと思っている。また、自分に万一のことがあった場合の公的保障として、国民年金の遺族給付についても知りたいと思っている。
そこで、Ａさんは、懇意にしているファイナンシャル・プランナーのＭさんに相談することにした。ＡさんおよびＡさんの家族に関する資料は、以下のとおりである。

〈ＡさんおよびＡさんの家族に関する資料〉
(1) Ａさん
・昭和46年７月10日生まれ
・公的年金の加入歴は下記のとおりである（見込み期間を含む）。


(2) 妻Ｂさん
・昭和46年４月20日生まれ
・18歳からＡさんと結婚するまでの10年間、厚生年金保険に加入。結婚後は国民年金に第１号被保険者として加入している。

(3) 長男Ｃさん
・平成18年５月10日生まれ

※妻Ｂさんおよび長男Ｃさんは、Ａさんと同居し、Ａさんと生計維持関係にあるものとする。
※家族全員、現在および将来においても、公的年金制度における障害等級に該当する障害の状態にないものとする。

※上記以外の条件は考慮せず、各問に従うこと。

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