問10 2016年9月学科
問10 問題文択一問題
クレジットカードに関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
1.クレジットカードは、クレジットカード会社が所有権を有しており、約款上、クレジットカード表面に印字された会員本人以外が使用することはできない。
2.クレジットカード会社は、加盟する指定信用情報機関を通じて、会員の属性情報(氏名、生年月日、住所、電話番号、勤務先名等)を閲覧することはできるが、会員の自社以外のクレジットカードの利用状況を閲覧することはできない。
3.割賦販売法の規定によれば、クレジットカード会社は、利用者とクレジット契約を行う際、その利用者の年収、生活維持費、クレジット債務などから算定される支払可能見込額を調査することが原則として義務付けられている。
4.クレジットカードを使用したキャッシング(無担保借入)は、貸金業法上、総量規制の対象となり、キャッシング利用限度額の合計は、原則として、その他の無担保借入残高(他社も含む)と合算して年収額の3分の1までとされている。
問10 解答・解説
クレジットカードに関する問題です。
1.は、適切。クレジットカードの所有権は、クレジットカード会社に帰属しており、約款上、カード表面に印字された会員本人以外は使用できません。
2.は、不適切。クレジットカード会社は、加盟している信用情報機関から、会員の属性情報(氏名、生年月日、住所、電話番号、勤務先名等)やクレジットカードの利用状況(加盟する他社含む)を閲覧可能です。
3.は、適切。割賦販売法により、クレジットカード会社にはカード利用者の年収、生活維持費、クレジット債務等から算定される支払可能見込額を調査することが義務付けられています。
4.は、適切。クレジットカードのキャッシングは無担保の借り入れであるため、貸金業法における融資額の総量規制により、他社も含めたその他の無担保の借入金と合算して、年収の3分の1までとなっています。
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