問40 2016年5月実技資産設計提案業務

問40 問題文と解答・解説

問40 問題文

正夫さんは、62歳に達した月に老齢基礎年金の支給の繰上げを請求しようと考えている。老齢基礎年金の支給の繰上げに関するFPの宮本さんの次の説明の空欄(ア)〜(ウ)にあてはまる数値の組み合わせとして、正しいものはどれか。なお、正夫さんは大学卒業後の23歳から現在の事業に従事し国民年金の第1号被保険者として保険料を継続して納付しており、今後も60歳になるまで納付を続けるものとする(保険料納付済月数は444月となる)。また、正夫さんには、このほかに公的年金加入期間はなく、国民年金保険料の免除期間もないものとする。

<繰上げ支給による老齢基礎年金の減額率(昭和16年4月2日以降生まれの者)>


「正夫さんが62歳到達月に老齢基礎年金の支給繰上げの請求をした場合、正夫さんが受け取る繰上げ支給の老齢基礎年金は次の計算式で算出した額となります。
計算式=老齢基礎年金(満額)×( ア )月/( イ )月×繰上げ支給の支給率( ウ )
なお、原則として支給繰上げの請求を取り消すことはできません。」

1.(ア)480 (イ)444 (ウ)82.0

2.(ア)444 (イ)480 (ウ)82.0

3.(ア)480 (イ)444 (ウ)76.0

4.(ア)444 (イ)480 (ウ)76.0

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問40 解答・解説

年金の繰上げに関する問題です。

老齢基礎年金を繰上げ受給する場合、一ヶ月につき0.5%減額となりますので、まずは繰上げ受給をしない場合の老齢基礎年金額を計算します。
老齢基礎年金額の計算式は、以下の通りです。
老齢基礎年金=満額の基礎年金×(納付済月数+免除分調整月数)/(加入可能年数×12)

満額の基礎年金額は780,100円(平成27年度価額)、納付済月数は444月、免除分は無し、加入可能年数は40年ですから、
和美さんの老齢基礎年金額=780,100円×444月/(40年×12)

次に、「62歳到達月に繰上げ請求」ですから、62歳到達月から65歳になる月の前月までの月数は、36ヶ月です。
よって、繰上げ受給減額率=0.5%×36ヶ月=18% となり、この分だけ年金が減額されます。

繰上げ支給額=老齢基礎年金×(1−0.5%×請求月から65歳到達月の前月までの月数)
      =780,100円×444月/(40年×12)×(1−18%)
      =780,100円×444月/(40年×12)×82%

以上により正解は、2.(ア)444 (イ)480 (ウ)82.0

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