問39 2016年5月実技資産設計提案業務
問39 問題文
芳恵さんは、確定拠出年金に関する新聞記事を読み、個人型確定拠出年金に関心をもった。個人型確定拠出年金に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
1.将来の給付額は、掛金や加入期間に基づいて、あらかじめ決定されている。
2.掛金は、所得税の計算上、その全額が生命保険料控除の対象となる。
3.老齢給付金を一時金として受け取る場合、所得金額の計算においては、公的年金等控除額を差し引くことができる。
4.積み立てた資産は、原則として、60歳に達するまで任意に引き出すことはできない。
問39 解答・解説
確定拠出年金に関する問題です。
1.は、誤りです。確定拠出年金は、将来の年金受取額が加入者自身の運用指図による運用実績に応じて増減します。
2.は、誤りです。確定拠出年金は、掛金の全額が小規模企業共済等掛金控除の対象です。
3.は、誤りです。確定拠出年金の老齢給付金は、年金として受給する場合は、公的年金等の雑所得として公的年金等控除が適用され、一時金として受給する場合は退職所得として退職所得控除が適用されます。
4.は、正しいです。確定拠出年金の加入者期間が、合算して10年以上あれば、60歳から老齢給付金を受給できますが、10年に満たない場合は60歳よりも遅れて支給されます。
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