問11 2016年5月学科
問11 問題文択一問題
生命保険料の仕組みや算出方法に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
1.養老保険の死亡保険金の支払いに充てるために必要な保険料の計算に用いられる予定死亡率が高く設定された場合、一般に保険料は高くなる。
2.個人年金保険の年金支払いに充てるために必要な保険料の計算に用いられる予定死亡率が低く設定された場合、一般に保険料は安くなる。
3.運用収益を予測してあらかじめ一定の利率で保険料を割り引く予定利率を低く設定する場合、一般に保険料は高くなる。
4.生命保険会社が保険事業の運営上必要な経費として組み込む予定事業費率を低く設定する場合、一般に保険料は安くなる。
問11 解答・解説
生命保険料の仕組み・算出方法に関する問題です。
1.は、適切。予定死亡率は、一定年齢での年間死亡確率ですので、予定死亡率が高くなると、死亡保険金が支払われる確率が高くなり、保険会社としては支出が増えることになるため、保険会社の収入に当たる養老保険の保険料は高くなります。
2.は、不適切。予定死亡率は、一定年齢での年間死亡確率ですので、予定死亡率が低くなると、個人年金の年金支払い期間が長くなり、保険会社としては支出が増えることになるため、保険会社の収入に当たる個人年金保険の保険料は高くなります。
3.は、適切。予定利率とは保険料の運用予定利回りのことで、予定利率が高いほど、集めた保険料を運用して高収益を上げる見込みであるため、保険料が安くなります。
4.は、適切。予定事業費率とは、保険事業運営上の経費(人件費等)の割合のことですので、予定事業費率が低くなれば、保険会社は今までよりも安い保険料で保険事業を運営できる見込みであるため、保険料が安くなります。
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