問11 2016年1月実技生保顧客資産相談業務
問11 問題文
Aさんが支払う生命保険および損害保険の保険料に関する次の記述(1)〜(3)について、適切なものには○印を、不適切なものには×印を解答用紙に記入しなさい。
(1) 「契約者(=保険料負担者)および死亡保険金受取人をAさん、被保険者を妻Bさんとする定期保険(10年更新)に加入した場合、Aさんが支払う保険料は、事業所得の金額の計算上、必要経費として認められます」
(2) 「契約者(=保険料負担者)および被保険者をAさん、死亡保険金受取人を妻Bさんとする終身保険に加入した場合、Aさんが支払う保険料は、生命保険料控除の対象となります」
(3) 「契約者(=保険料負担者)および被保険者をAさん、死亡保険金受取人を法定相続人とする傷害保険に加入した場合、Aさんが支払う保険料は、事業所得の金額の計算上、必要経費として認められます」
問11 解答・解説
事業所得の必要経費・生命保険料控除に関する問題です。
(1) は、×。被保険者=事業専従者とする保険契約の場合、従業員全員ではなく事業主の配偶者や親族のみに掛けられた保険に対する保険料は、必要経費にできません。
※必要経費にできるのは、被保険者に使用人(従業員)全員が含まれる場合のみです。
(2) は、○。生命保険料控除は、保険金受取人が、自分自身・配偶者・その他の親族である生命保険の保険料が対象です(保険期間5年未満のもの、外国保険会社との国外契約を除く)。
(3) は、×。個人事業主を被保険者とする生命保険料や傷害保険料・自宅部分の火災保険料などは事業の必要経費には出来ません。
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