第5問 2016年1月実技中小事業主資産相談業務
第5問 問題文
非上場会社であるＸ株式会社（以下、「Ｘ社」という）の代表取締役社長であるＡさん（62歳）の推定相続人は、妻Ｂさん（62歳）、長男Ｃさん（40歳）、二男Ｄさん（36歳）、長女Ｅさん（30歳）、二女Ｆさん（22歳）の５人である。Ａさんは、Ｘ社の専務取締役である長男Ｃさんに事業を承継するため、所有するＸ社株式の移転を検討している。また、長男Ｃさん以外の子どもたちには、それぞれ資金援助をすることで、長男Ｃさんに事業を承継することに対する理解を得たいと考えている。
Ｘ社に関する資料は、以下のとおりである。
第5問 資料
〈Ｘ社の概要〉
(1) 業種 食料品製造業
(2) 資本金等の額 8,000万円（発行済株式総数160,000株、すべて普通株式で１株につき１個の議決権を有している）
(3) 株主構成
Ａさん ： 120,000株
妻Ｂさん ： 20,000株
長男Ｃさん： 20,000株
(4) 株式の譲渡制限 あり
(5) 従業員数 60人
※相続税法におけるＸ社株式の評価上の規模区分は「中会社の大」であり、特定の評価会社には該当しない。
(6) Ｘ社および類似業種の比準要素等
※すべて１株当たりの資本金等の額を50円とした場合の金額である。
(7) Ｘ社の資産・負債の状況
直前期のＸ社の資産・負債の相続税評価額と帳簿価額は、次のとおりである。
(単位：万円)
※上記以外の条件は考慮せず、各問に従うこと。
問12
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