問18 2016年1月学科
問18 問題文択一問題
第三分野の保険の一般的な商品性に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
1.医療保険では、人間ドックで異常が認められて医師の指示で精密検査のために入院した場合、入院給付金が支払われる。
2.特定(三大)疾病保障定期保険では、被保険者が、ガン、急性心筋梗塞、脳卒中により所定の状態となった場合、特定疾病保険金が支払われる。
3.ガン保険では、契約した翌日に被保険者がガンと診断された場合、診断給付金は支払われない。
4.先進医療特約では、保険契約日において厚生労働大臣により承認されていた先進医療のみが給付金支払いの対象となる。
問18 解答・解説
第三分野の保険の商品性に関する問題です。
1.は、適切。医療保険の入院給付金は、人間ドック検診や美容目的の入院等、治療目的でない入院は支給対象外ですが、人間ドックで異常が認められて医師の指示で精密検査のために入院した場合には、支給対象となります。
2.は、適切。特定(三大)疾病保障保険は、三大成人病のガン・急性心筋梗塞・脳卒中にかかった場合に、死亡保険金と同額の特定疾病保険金が支払われる保険です。
3.は、適切。ガン保険は、保険金・給付金の支払責任の開始までに、一定の免責期間(不担保期間 or 待機期間とも呼ばれます)を設定(約3ヶ月)しており、不担保期間中にガンと診断された場合には、契約は無効になります。
つまり、具合の悪い人が駆け込みで加入しても、保障を受けることができないようにしているわけです。
4.は、不適切。先進医療特約は、厚生労働大臣が承認する先進医療治療を所定の医療機関にて受けたときに、給付金が支払われる特約です。
また、加入後に新しく認められた先進医療も支払いの対象です。
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