問12 2016年1月学科
問12 問題文択一問題
定額個人年金保険の一般的な商品性に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
1.年金受取人が受け取ることができる年金額は、契約時に定められた年金額のみであり、年金支払開始前や年金支払開始後の積立配当金によって年金額が増額されることはない。
2.外貨建て個人年金保険において、死亡給付金や年金を円貨で受け取る場合、為替の変動によっては死亡給付金額や年金額等が支払保険料相当額を下回ることがある。
3.年金受取方法の一つである確定年金は、年金受取期間中に年金受取人が死亡した場合、残りの受取期間に対応する年金または一時金を受け取ることができる。
4.年金受取人と契約者(=保険料負担者)が異なる場合、年金受取人は年金支払開始時に年金受給権を取得したものとみなされ、当該受給権については贈与税の課税対象となる。
問12 解答・解説
個人年金に関する問題です。
1.は、不適切。定額個人年金は、運用成果に関係なく受け取れる基本年金のほか、年金支払開始前の積立配当金によって買い増しされる増額年金や、年金支払開始後の積立配当金によって買い増しされる増加年金により、受け取る年金額が増額されることがあります(予定より運用実績が好調等により配当金が発生した場合のみ)。
2.は、適切。外貨建ての金融商品は、円高外貨安になると、外貨建ての価格が一定でも、円換算したときの価格は下落し、反対に円安外貨高になれば、円換算したときの価格は上昇しますから、原則として為替リスクがあります(外貨建て個人年金でも同様)。
3.は、適切。確定年金は、年金支払期間中、被保険者の生死に関係なく年金が支払われます(残りの期間に応じた年金または一時金)。
4.は、適切。夫が個人年金保険の保険料を支払い、妻が年金を受け取るといったように、年金受取人と契約者(=保険料負担者)が異なる場合、契約者から受取人への贈与(年金受取人は年金支払開始時に年金受給権を取得)とみなされ、年金受給権の評価額が贈与税の課税対象となります。
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