問2 2015年10月実技生保顧客資産相談業務

問2 問題文と解答・解説

問2 問題文

次に、Mさんは、Aさんが受給できる老齢基礎年金の年金額を試算した。Aさんが、原則として65歳から受給できる老齢基礎年金の年金額を、計算過程を示して求めなさい。なお、年金額は平成27年4月時点の価額に基づくものとし、〈答〉の年金額は、50円未満を切り捨て、50円以上100円未満を100円に切り上げること。

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問2 解答・解説

老齢基礎年金の支給額に関する問題です。

老齢基礎年金額の計算式は、以下の通りです。
老齢基礎年金=満額の基礎年金×(納付済月数+免除分調整月数)/(加入可能年数×12)

まず、平成27年度の満額の基礎年金額は、780,100円
次に、保険料納付済月数ですが、Aさんの保険料納付済期間は、納付予定も含めて444月(288月+156月)です。
次に免除期間は、全額免除や半額免除等、保険料の免除分に応じて免除月数に一定数を乗じて、調整計算しますが、未納期間や未加入期間は年金額に全く反映されません

よって、Aさんの場合は20歳から就職するまでの36月の未加入期間は年金額に反映されません。
またAさんは昭和16年4月2日以降生まれですので、「加入可能年数」は40年です。
(昭和16年4月1日以前生まれの場合、加入可能年数は40年を下回ります。)

以上により、
Aさんの老齢基礎年金=780,100円×444月/(40年×12)
          =721,593円 ⇒ 721,600円
(50円未満を切捨て、50円以上100円未満は100円に切上げ)

以上により正解は、721,600(円)

問1             問3

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