第5問 2015年10月実技中小事業主資産相談業務
第5問 問題文
非上場会社であるＸ株式会社（以下、「Ｘ社」という）のオーナー社長であるＡさん（65歳）は、後継者である長男Ｃさん（40歳）に事業を承継し、勇退することを決意した。Ａさんは、長男Ｃさんのために、すでに経営の第一線から退いているＡさんの弟Ｄさん（63歳）が所有しているＸ社株式を買い取っておきたいと考えている。本来は、長男ＣさんがＤさん所有の株式を買い取るのが望ましいが、長男Ｃさんにはその資力がないため、Ｘ社が買い取る予定である。
Ｘ社に関する資料は、以下のとおりである。
第5問 資料
〈Ｘ社の概要〉
(1) 業種 ： 食料品製造業
(2) 資本金等の額 ： 5,000万円（発行済株式総数1,000,000株、すべて普通株式で１株につき１個の議決権を有している）
(3) 株主構成
Ａさん ： 600,000株
妻Ｂさん ： 100,000株
長男Ｃさん： 100,000株
弟Ｄさん ： 200,000株
(4) 株式の譲渡制限 ： あり
(5) 従業員数 ： 60人
※相続税におけるＸ社株式の評価上の規模区分は「中会社の大」であり、特定の評価会社には該当しない。
(6) Ｘ社および類似業種の比準要素等
※すべて１株当たりの資本金等の額を50円とした場合の金額である。
(7) Ｘ社株式の１株当たりの純資産価額 ： 250円
※上記以外の条件は考慮せず、各問に従うこと。
問12
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