問5 2015年9月実技資産設計提案業務
問5 問題文
下記<資料>の投資信託に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
<資料>
[新規募集時]
投資信託の種類:追加型投資信託/内外/債券
(Aコース/為替ヘッジありBコース/為替ヘッジなし)
決算 :年1回
申込価格:1口当たり1円
申込単位:1万口以上1口単位
購入時手数料(税込み):
購入金額1,000万円未満3.24%
購入金額1,000万円以上2.16%
運用管理費用(信託報酬)(税込み) :純資産額に対し年1.728%
信託財産留保額:1口につき解約請求日の翌営業日の基準価額に0.3%を乗じた額
1.新規募集時では購入口数1,000万口に対し、324,000円の購入時手数料が必要である。
2.売却時には、売却代金から運用管理費用(信託報酬)と信託財産留保額が差し引かれる。
3.為替差益を期待する場合には、Aコースを選択する方がよい。
4.新規募集期間終了後は、時価に基づいた基準価額で購入することができる。
問5 解答・解説
投資信託の購入手数料・信託財産留保額等に関する問題です。
1.は、不適切。投資信託を購入する場合、販売手数料がかかる場合があります(無料の投信(ノーロード投信)もあります。)。
販売手数料=投資信託の購入額×販売手数料率
本問では、「購入時手数料(税込):購入金額1,000万円未満3.24%、1,000万円以上2.16%」とあり、「申込価格:1口当たり1円」ですから、1,000万口購入する場合、購入金額は1,000万円となります。
よって、購入時手数料は、
1,000万円×2.16%=216,000円
2.は、不適切。信託財産留保額は、投資家間の公平性を保つために、買付や換金に係る諸費用を買付代金に加算もしくは換金代金から差し引く金額ですが、運用管理費用(信託報酬)は、投資家が負担するコストで、投信の保有期間中に信託財産から差し引かれますので、売却代金から差し引かれるのは信託財産留保額のみです。
3.は、不適切。為替ヘッジとは、為替変動リスクを通貨先物やオプション取引等で回避することですので、為替差益を期待するならば、為替ヘッジのないBコースを選択する必要があります(もちろん為替差損となる可能性もあります)。
4.は、適切。追加型(オープン型)投信は、当初設定日以降も追加設定が行われ(追加購入可能)、従来の信託財産とともに運用される投資信託ですので、新規募集期間終了後も、時価に応じた基準価額で購入可能です。
これに対し単位型(ユニット型)投信は、当初募集期間にのみ購入可能な投信です。
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