問5 2015年9月実技個人資産相談業務

問5 問題文と解答・解説

問5 問題文

Mさんは、Aさんに対して、X投資信託およびY投資信託の特徴等について説明した。Mさんが説明した次の記述(1)〜(3)について、適切なものには○印を、不適切なものには×印を解答用紙に記入しなさい。

(1) 「X投資信託とY投資信託の過去5年間の運用パフォーマンスをシャープ・レシオで比較した場合、Y投資信託のほうが効率的に運用されていたと評価することができます」

(2) 「Y投資信託は為替ヘッジを行っていませんので、購入後に投資対象国通貨に対して円高となった場合、為替ヘッジを行った場合と比較して、基準価額の値下りは大きくなります」

(3) 「信託財産留保額は、投資信託を解約等した受益者と引き続き保有する受益者との公平性を確保するためにすべての投資信託に設定されているものであり、販売会社によってその料率が異なることはありません」

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問5 解答・解説

シャープレシオ・為替ヘッジ・信託財産留保額に関する問題です。

(1)は、×。シャープ・レシオ=(ポートフォリオの収益率−安全資産利子率)÷標準偏差 ですが、
シャープ・レシオは、標準偏差で測ったリスク1単位に対して、超過収益率がどれだけあったかを示すものですから、値が大きいほど超過収益率が高い=優れた金融商品ということです。
X投信のシャープレシオ=(5.5%−0.1%)÷8.0%=0.675%
Y投信のシャープレシオ=(10.5%−0.1%)÷22.0%≒0.473%
よって、X投信のほうがシャープレシオの値が大きく、効率的に運用されていたといえます。

(2)は、○。為替ヘッジとは、為替変動リスクを通貨先物やオプション取引等で回避することですので、為替ヘッジのないY投信は、為替ヘッジを行った場合に比べて、円高による為替差損は大きく、基準価額の値下がりも大きくなります。

(3)は、×。信託財産留保額は、投資家間の公平性を保つために、買付や換金に係る諸費用を買付代金に加算もしくは換金代金から差し引く金額で、どの販売会社でも料率は同じですが、全ての投信に設定されているわけではなく、信託財産留保額を無しとしている投信もあります。

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