問2 2015年9月実技中小事業主資産相談業務
問2 問題文
Mさんは、Aさんに対して、国民年金基金について説明した。Mさんが説明した次の記述(1)〜(3)について、適切なものには○印を、不適切なものには×印を解答用紙に記入しなさい。
(1) 「Aさんは、国民年金の第1号被保険者ですので、国民年金基金に加入することができます。国民年金基金に加入後も、付加保険料を継続して納付することができますので、より多くの老後の生活資金を計画的に準備することができます」
(2) 「国民年金基金は、老齢基礎年金に上乗せした年金を受け取るための公的な年金制度です。掛金の払込期間は60歳到達月の前月までであり、年金の支給開始月は、年金の種類にかかわらず、65歳到達月の翌月となっています」
(3) 「国民年金基金への加入は口数制となっています。1口目は終身年金のみですが、2口目以降は終身年金または確定年金から加入者が選択することができます」
問2 解答・解説
国民年金基金に関する問題です。
(1)は、×。国民年金基金に加入した場合、その1口目は国民年金の付加年金保険料を含んでいるため、同時加入出来ず、付加年金の付加保険料を納付できなくなります。
(2)は、×。国民年金基金の掛金の払込期間は、60歳未満で加入した場合は60歳到達月の前月まで、60歳以上で加入した場合は65歳到達月の前月または国民年金の任意加入被保険者資格を喪失する予定月の前月までです。また、終身年金部分は65歳から支給開始されますが、 確定年金部分には支給開始年齢が60歳のもの(III型・IV型・V型)と65歳のもの(I型・II 型)があります。
(3)は、○。国民年金基金の1口目は必ず終身年金(65歳から支給)となり、2口目以降は終身年金か確定年金かを選択できます。
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