問20 2015年5月実技資産設計提案業務

問20 問題文と解答・解説

問20 問題文

FPの勉強をしている妹尾さんは、相続開始後の申告や手続きの流れ等について、税理士でFPでもある塩谷さんに質問をした。下記の空欄(ア)〜(ウ)に入る適切な語句を語群の中から選び、その番号のみを解答欄に記入しなさい。なお、同じ語句を何度選んでもよいこととする。

妹尾さん:「相続開始後の流れと手続きについて整理したいと思います。相続税の申告と納税はいつまでに行う必要がありますか。」

塩谷さん:「相続税の申告と納税は、相続の開始があったことを知った日の翌日から( ア )以内に行うことになっています。」

妹尾さん:「相続の放棄をする場合にはどうすればよいのでしょうか。」

塩谷さん:「相続の放棄をする場合には、相続の開始があったことを知った時から( イ )以内に家庭裁判所に申述しなければなりません。」

妹尾さん:「準確定申告とは何でしょうか。」

塩谷さん:「所得税の納税義務者が死亡した場合に、相続人は、被相続人の所得税の確定申告をして、所得税を納付しなければなりません。これを準確定申告といいます。相続の開始があったことを知った日の翌日から( ウ )以内が手続きの期限になります。」

<語群>
1. 1ヵ月  2. 3ヵ月  3. 4ヵ月  4. 6ヵ月  5. 8ヵ月
6. 10ヵ月  7. 1年  8. 3年  9. 10年

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問20 解答・解説

相続開始後の手続き(承認・放棄・申告)に関する問題です。

まず、相続税の申告と納税は、相続の開始があったことを知った日の翌日から10ヵ月以内に行うことが必要で、相続の放棄は、相続の開始があったことを知った時から3ヶ月以内に、家庭裁判所に申述することが必要です。

また、被相続人が所得税の確定申告をすべきだった場合、相続人は、相続の開始があったことを知った日の翌日から4ヶ月以内に、その年の被相続人の所得税の確定申告をすることが必要です。
準確定申告
つまり、自営業の人が死亡した場合、相続する遺族は4ヶ月以内に、準確定申告をする必要があるわけですね。

従って正解は、(ア)6. 10ヵ月  (イ)2. 3ヵ月  (ウ)3. 4ヵ月

問19             問21

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