問21 2015年5月実技資産設計提案業務
問21 問題文
下記<資料>の宅地(貸家建付地)について路線価方式により相続税評価を行った場合、相続税評価額として、正しいものはどれか。
<資料>
注1:奥行価格補正率14m以上16m未満1.00
注2:借家権割合30%
注3:この宅地には宅地所有者の賃貸マンションが建っていて、現在満室(すべて賃貸中)となっている。
注4:その他の記載のない条件は考慮しないこととする。
1.3,600万円
2.5,400万円
3.7,380万円
4.9,000万円
問21 解答・解説
路線価方式による不動産評価に関する問題です。
資料の宅地には賃貸マンションが建っていますから、貸家建付地となります。
貸家建付地の評価額=自用地評価額×(1−借地権割合×借家権割合×賃貸割合)
資料より、借地権割合60%、借家権割合は30%、賃貸割合は満室ですから100%です。
また、宅地の自用地評価額=路線価×奥行価格補正率×敷地面積 ですので、
資料の宅地の自用地評価額=300,000円×1.00×300u となります。
(※路線価図の「300D」=300千円/u・借地権割合D)
以上より、
資料の宅地の評価額=300,000円×1.00×300u×(1−60%×30%×100%)
=300,000円×300u×0.82
=73,800,000円
従って正解は、3. 7,380万円
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